盲腸ってどんな感じ?痛いの?毛を剃るの?虫垂炎で入院した私の体験記

まだ盲腸になってない人こんにちは。どうもねこたろです

盲腸は痛い、手術しなきゃいけない、下の毛を剃らなきゃいけない。

いろんな噂を聞いて怖がっている人、多いと思います。

そんな盲腸に怯えている人に安心してもらうため、

今回、私が盲腸で入院して完治するまでの一部始終をお伝えしたいと思います。

盲腸の前兆はこんな感じ

体がなんか変

私ねこたろは広島県の地方都市の出身です。

広島県民で、都会に出たい願望がある人は、たいてい大阪を目指します。

東京は遠すぎるから、近場の都会はどこかなと探すと大阪になるのです。

私もその1人で、高校卒業後は、大阪の大学に進学することにしました。

若者は都会にあこがれるのよね

大阪に引っ越す前に、もう二度と会わないかもしれないからいっぱい遊んでおこうと思い、地元の友達と毎日遊んでいました。

釣りに行ったり、意味も無く原付で町を一周したり、楽しい日々を過ごしていました。

しかし、それは突然やってきました。

大量の鼻血が出る

地元のラーメン屋さんでメシを食っていたときでした。

チャーハンうめぇな
うまいな……。ってお前鼻血でてるぞ!
へっ?

私はチャーハン定食を食べながら、大量の鼻血を流していたのです。痛みも無いしクラクラもしないのに、大量の鼻血がなぜか突然あふれ出したのです。

なんじゃこれ!ティッシュくれティッシュ!

ティッシュをカッチカチに固めたものを鼻の穴にねじ込んで、なんとか鼻血を止めることができました。

こんなのはじめて!

屁が異常に臭くなる

母親の車で大学の入学式用のスーツを買いに行く途中のことでした。

あっごめん。屁が出た

助手席に座っていた私のお尻から、一発のおならが出ました

母親は、「もぅ、やめてよね」と言って笑っていました。

が、次の瞬間。

なにこれくさい!!

と母親が叫び、車を路肩に止めたかと思うと、シートベルトを乱暴に外し、車の外へ飛び出したのです。

いやいやリアクションでかすぎでしょ!そんな飛び出すくらい屁がくさいわけ……。くっさ!!

私の鼻に遅れてやってきた屁のにおいは、この世のものとは思えない臭さでした。

メタンガスに生ゴミが混じって熟成させた感じの、普通の人間の体から出る匂いではありませんでした。

こんなのはじめて!

少しの振動でお腹が痛い

友達と原付に乗って釣りに行った日のことです。

いつも通る道が、やけにデコボコに感じられました。

ちょっとした振動を敏感に感じました

少しガタンとくるたびに、お腹が痛くなるのです。

なんか道のデコボコがお腹に響くなぁ

そう思っていたところ、砂と砂利がむき出しの、舗装されていない道に差し掛かりました。

ガタガタガタガタ。原付が振動します。

いて、イテテテッ!なんだこの道!振動がすごい!腹を殴られてる感じがする!この道もう通れない!

デコボコの道を通ると、お腹を連続で殴られているような痛みが襲ってきて、道を通れませんでした。

なんか体が変、もう帰るわ、じゃあの

その日は釣りをあきらめて帰りました。

病院に行った

なんかお腹が痛いのよね

看護師をやっている母親に、鼻血が出たこと、デコボコの道でお腹が痛くなったことを相談すると、

「はやく病院で見てもらった方がいい」

と言われたので、さっそく夜間の救急病院に行くことにしました。

病院に着いて受付を済ませると、待合室で熱を計らされました。平熱でした。

しばらく待っていると、私の名前が呼ばれたので、診察室に入りました。

盲腸を薬で散らしてもらう

よろしくお願いします。お腹が痛むんですけど
どんな感じの痛み?
ちょっと衝撃を受けるとお腹を殴られる感じの痛みがあります
ふーん。じゃぁこれは痛い?

お医者さんは、私のお腹を指で押して、勢い良く指を引っ込めました。

痛い、痛いです
押すときと離すときどっちが痛い?
うーん、離すときの方が痛いかも
あぁ、虫垂炎ですね。いわゆる盲腸
えぇっ!!盲腸!?

たったこれだけの触診で、盲腸だと判断されました。

えぇーマジですか!?盲腸って手術ですか?薬で治せるんですよね?できれば薬でお願いしたいんですけど
分かるよ。怖いよね。ちょっとエコーして見てみるから

ベッドに寝かされ、ジェルみたいなのを塗られて、エコーとかいう機械をお腹の上に当てられました。

ダメだ。かなり大きくなってるかも。手術した方がいいと思うけど、どうする?
いやだ!手術なんか絶対いやだ!薬を試してみてください!お願いします!
はいはい分かりました。ダメかもしれんけどね

手術が怖すぎたので、めちゃめちゃお願いして薬で散らしてもらうことになりました。

点滴を打ってもらって、無事に薬が体内に入りました。

これで大丈夫だろ。先生ありがとうございました
たぶん無理だから痛くなったらすぐ来てね

盲腸を薬で散らせなかった

盲腸の診断を下され、点滴を打った夜。

どうかこのまま薬が効いて盲腸よ治ってくれ

と願いながら眠りにつきました。

そして次の朝、

い、いてぇ。衝撃がなくても常にお腹が痛い。悪化しとる

それまで衝撃を受けなければあまり痛くなかったのに、朝起きたら何もしてなくてもお腹が痛くなっていました。

薬ぜんぜん効いてないじゃん、もうだめだ我慢できない。手術してもらおう

手術は絶対に嫌でしたが、お腹の痛みがすごくて耐えられなかったので、渋々手術を受け入れて、母親の車で病院に向かいました。

手術はこんな感じ

入院した

病院に着いたら、運良く同じ先生に診てもらえました。

お腹いたいです。やっぱり手術してください
やっぱりね。じゃぁ入院になるから。がんばってね

その後、入院の手続きを母親に任せ、私は待合室でひとり腹痛と戦っていると、看護師さんが私の名前を呼びました。

はいはい。あっ、入院する病室に行くのね。分かりました

私がお世話になる病室は4人部屋で、私の他にはおじいさんが3人ベッドに寝っ転がっていました。

よろしくおねがいします

じいさん達に挨拶をした後、パジャマに着替えていると、私のベッドにドクターがやってきて、手術の流れを説明してくれました。

今日は手術が多いから君の手術は午後からになるよ。それまでにいろいろ準備があるから看護師さんに従ってね

そう言って先生は去って行きました。

下の毛を剃られた

次にベッドにやって来たのは、若い看護師のお姉さんでした。20代前半のほんのり茶髪の人でした。

何が起きるんだろうとドキドキしていると。

手術する場所の毛を剃ります

と、カミソリとシェービングクリームを取り出しました。

噂どおりや!マジで剃るんか!超恥ずかしい!誰にも見せたことないのに!

看護師さんは、問答無用で私のベッドの周りのカーテンを閉め、シェービングクリームを泡立て始めました。

もうなるようになれだ

覚悟を決めてベッドに寝ていると、看護師さんが私のパジャマのズボンをおろしました。

こりゃはずかしい。恥ずかしすぎるぜ

看護師さんは私の下の毛に泡を付けて、カミソリで剃りはじめました。

恥ずかしいので私はずっと目を瞑っていました。

ジョリジョリという音が3分くらいで止まり、看護師さんが

「もういいですよ」

と言ったので、パンツとズボンをはきました。

すいません、どうもありがとうございました

笑顔で去っていく看護師さん。

いやぁ恥ずかしかったぁ。どんな感じに仕上がったんだろ……

仕上がりが気になり、自分の股間を見てみるとえらいことになっていました。

なんやコレ!血まみれやないか!!

私のツルツルになった肌の上には無数の赤い線が入っていました。

カミソリで肌を切られたのです。

看護師さんは剃るのがヘタだったのです。

赤い線からはじわじわと血が出てきています。

い、いてぇ

盲腸の痛みと、肌を切り刻まれた痛みで、ぶっ倒れそうになりました。

手術の時間

しばらく待っていると、看護師さんが2人やってきて、そろそろ手術に行きましょうか。と私を連れ出そうとしてきました。

緑の薄っぺらい服を差し出され、

これに着替えてください。パンツは脱いでね

と言われました。

言われるがまま、パンツを脱ぎ、緑の手術着に着替え、コロコロが付いたベッドを押してもらって手術室に向かいました。

手術室に入ると、お医者さんが1人と助手みたいな人が何人かいて、手術台に寝るように言われました。

手術台に寝ると、お医者さんが私の着ていた緑の服をめくりました。

すると、

あれ、君なんでパンツはいてないの?
へっ?看護師さんに脱げって言われたんですけど
えっそうなの?普通虫垂炎だと脱がないけどね。まぁいいや
俺は今、かかなくていい恥をかいている

そんなこともありましたが、いよいよ手術が始まります。

驚いたのが、麻酔はお腹だけにして、完全に意識がある状態で手術するということでした。

いや怖いし。眠って起きたら終わってる感じがいいなぁ……。

そいう言ってる間にお腹に麻酔薬を注射されました。

そしてしばらくすると、

これ感じる?

と聞かれました。

いや、何も感じません

お腹の方を見ると、私のお腹を針でプスプス刺しているではありませんか。

ちょっとなにしてくれてんの!と思いましたが、まぁこれが普通なんだろうなと思い、文句を言うのはやめました。

これは?これは痛くない?

プスプスお腹を刺しながら聞いてきます。

痛くないです。大丈夫です
それじゃぁ始めましょうか

いよいよ手術が始まります。

麻酔が効いていて痛みはないのですが、怖かったので目を瞑っていました。

カチャカチャとメスとかの音が聞こえて、あぁ始まったんだなと思っていたら、眠たくなってきて、寝てしまいました。

はい終わりました
へっ?おわり?

眠っている間に手術は終わっていました。どうやら1時間弱かかったみたいです。

お疲れ様。大丈夫?
大丈夫です
それじゃお大事に

手術が終わるとコロコロ付きのベッドに移動させられ、病室に戻されました。

なんか思ってたよりすぐ終わったなぁ。全然痛くなかったし楽勝だぜ

こうして手術は終わりました。

手術後が地獄だった

腹と腰が超痛い

病室に戻されましたが、腹部に麻酔が効いていて起きることができません。

母親が横に付いていてくれたので、漫画や携帯を取ってもらったりできて助かりました。

けっこう余裕だったなぁ。怖がって損したわ

そう思っていましたが、だんだん麻酔が切れてくるとともに、地獄がやってきました

あれ、ちょっと麻酔切れてきたっぽい。なんかお腹が痛い!

それまで麻酔で押さえられていた痛みが、ようやくやってきました。

どんな痛みかと言うと、めちゃめちゃ痛い

お腹を強くつねられている感じの痛みがずーっと続きます。

お腹に穴を開けられたので当然です。

痛い、マジで痛い!お腹だけじゃなくて腰も痛くなってきた!

麻酔が完全に切れるころには、なぜか腰も超痛くなってきました。

母親にお願いして腰の下に手を入れてもらうと少し痛みが和らぎましたが、長時間痛みが続くので耐えきれずにナースコールをしました。

助けてください。お腹と腰が痛すぎて我慢できません

痛み止めの薬を出してもらって飲むと、痛みが引いていき、しらない間に眠ってしまいました。

便秘で苦しい

盲腸になると、腸が動かなくなってお通じがなくなるらしいのですが、私もそうなりました。

手術から3日が経ち、だいぶお腹の傷の痛みが和らいだのですが、代わりに便秘でお腹がパンパンになってとても苦しくなりました。

食べないと治らないからと、出された病院食は全部食べていましたが、うんちが出ないのでお腹の中にどんどん貯まってしまい、たぬきのようなお腹になってしまいました。

先生、便秘で苦しいです助けてください
そんじゃ下剤出しとくから飲んでみて

その日の夜ご飯の時に下剤を飲みました。

そして、夜中の2時ごろ、強烈な腹痛で目が冷めました。

やべ、こんな時間に下剤効いてきた

ゆっくりなら歩けるようになっていた私は、手すりにつかまりながらトイレを目指しました。

トイレに着くと、洋式トイレの個室に入って座りました。

よっしゃ、いてて!ダメだ!腹が痛くて踏ん張れない!

便意がすごいからちょっと踏ん張れば出るところまで来ているのに、そのちょっとを踏ん張ろうとすると、お腹の傷に激痛が走ります。

どうすりゃええんや。痛すぎるわこんなの

そうして座り続けること30分くらい。苦しんでいる私の個室のドアがコンコンとノックされました。

!!

夜の病院、トイレの個室、これは完全に幽霊だと思い、息を殺して静かにしていると

「大丈夫ですか?倒れてませんか?」

警備員さんでした。個室がずっと閉まっているので心配して声をかけてくれたのでした。

あ、大丈夫です。すぐ出ます

これはもうそろそろ覚悟を決めて踏ん張って出すしかないな、と思い、思い切ってやってみることにしました。

うおぉぉっ!

踏ん張るとものすごい痛みが腹部を襲います。しかしもう後戻りはできません。傷が開いてもいいやと思い、思い切り踏ん張りました。

あぁーっ!!……。出た!

出ました。それもものすごい量が。そしてすごい臭いのが。母親が車から飛び出した時と同じにおいの便が大量に出ました。

はぁーすっきりしたー。いててっ

こうして便秘は治りましたが、お腹の傷がちょっと開いた気がしました。

お見舞いは罠

手術から5日後、力を入れたり急に動いたりすると痛みますが、ゆっくり動くならなんとか生活できるくらいまで回復しました。

1週間くらいで退院できるらしいから、あと2日くらいかな。

そう思っていた時、私が入院したことを聞きつけた友達がお見舞いに来てくれました

おー、まじで入院しとる。大丈夫か?
おー!来てくれたんか!ありがとう!手術したんよ盲腸の!だいぶ良くなったわ
そうか、そりゃよかった。なんか噂になっとるぞ。みんなお見舞いに来たがっとるわ
ありがてぇ

お見舞いに来てくれてとても嬉しかったです。感謝しました。

しかし、その感謝はすぐに憎悪に変わりました。

プッププップッ!プッププップップップゥ!

友人が突然、プップップッとしか言わなくなったのです。

なにそれ、はははっ、あっイテテッ!

笑うと傷口に激痛が走りました。

いてて、ちょっとそれやめてくれ、笑ったら痛いから
プッ!?プップッププゥ!プップ?
ひっひっひっ!イテテテッ!やめろ!
ピアノ売ってちょーだい。みんなまーるくたけもとピアノー
やめろ!踊るな!いてて!
ちょっとすいません、今の気持ちは?
やめろ!尻にインタビューすんな!イタタタッ!

そうです、友達は私を笑わせに来たのです。笑ったら傷が開いて痛いのを知っていて笑わせに来たのです。

ニヤニヤしながら奇行を続ける友人。悪魔って本当にいるんだな。そう思いました。

帰れ!帰ってくれ!警察呼ぶぞ!

警察という言葉にビビったのか、彼はお土産のマヨネーズとこんにゃくを置いて逃げるように去って行きました。

まったくふざけんなし……。ん、そういや他のやつらもお見舞いに来たがってるって言ってたな。こりゃやばい!退院しなきゃ殺される

こうして私は、7日の退院予定を、無理を言って6日目の朝にしてもらい、友達が来る前に病院を去りました。

抜糸する

退院して1週間くらいすると、お腹の傷を縫った糸を抜糸しなければなりません。

お医者さんに行きました。

抜糸をお願いします
あー、もう傷ひっついてるね。それじゃ抜糸しますね

お腹に3つほどあった太めの糸の縫い目を、チョキンチョキンとハサミで切って、勢いよく糸を引っこ抜かれました。

いて!(けっこう乱暴だなぁ)
はい終わり

抜糸ってもっと痛いかなと思っていましたが、ちょっとしか痛くありませんでした。

この頃にはもう普通にお風呂に入れたし、痛みもほとんど感じませんでした。

1年くらいは傷の上を押したらしこりみたいなのがあるのが分かったのですが、だんだん無くなっていき、他の部分の肌と同じになりました。傷跡は残りましたが。

最後に

私の盲腸体験記はこんな感じです。盲腸ってどんなことするんだろう、と怖がっている人の参考になれば嬉しいです。

私は切除しましたが、最近の研究だとなんでも盲腸は切っちゃダメだったみたいなことが分かったらしいので、できれば薬で散らしてもらうようにした方がいいと思います。

 それでは、良い盲腸ライフを。
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